当院院長は国際口腔インプラント学会の認定医です。世界でも規模の大きなインプラント学会のひとつで、認定医として認められるためには400以上の治療実績を持ち、難度の高い試験に合格しなければなりません。豊富な知識と高度な技術を駆使して、インプラント治療を手がけます。

インプラント治療に欠かせないのが、精密検査による診査診断です。顎の骨にチタン製のインプラントを埋め込むので、歯や顎の骨の状態、神経や血管の走行などの詳細情報を考慮した診断を行わなければなりません。そうしたお口まわりの情報を立体的に把握するのに役立つのが、歯科用CTです。詳細画像も得られるので、どの部位にどのくらいの角度でインプラントを埋入すればよいのかなどの綿密な治療計画が立てられます。

歯科用CTで得られた詳細情報を活用し、インプラント埋入手術のシミュレーションを可能にするのがノーベルガイドシステムです。このノーベルガイドシステムを活用して、計画した位置にインプラントを埋入するように誘導するサージカルテンプレートを作製します。手術の際に装着すれば、インプラント体の埋入位置に穴をあけて埋め込むだけになるので、縫合や抜歯などは不要です。精度も高いため、手術時間の短縮にもつながります。

これも、インプラント治療における計画シミュレーションの診断用ソフトウェアです。インプラント埋入手術から、その上に被せる人工歯（上部構造）まで計画できます。精度の高い治療計画には安全性も考慮されており、正確で安心なインプラント治療のご提供を可能にしています。

CT撮影したデータを基に、専用のプランニングソフトでインプラントの埋入位置や角度、深さなどを立体的に算出します。そしてプランニング通りにインプラントを埋入できるガイドを作成します。そのガイドに沿うことで正確にインプラントを埋入することができます。また、周囲の歯を傷付けないようにできることと、無切開手術が可能になるため、手術後の痛みや腫れを極力抑えることができます。

埋め込んでからも顎の骨が吸収されにくいインプラントの構造が「プラットフォームスイッチング」です。インプラントは、フィクスチャー（インプラントの本体：歯根部分）・アバットメント（人工歯の土台・連結部分）・上部構造という3つのパーツで成り立っています。そして、「プラットフォーム」とはフィクスチャーとアバットメントの結合部位のことで、横から見るとくびれて見えます。このくびれによって、咬むときの振動が軽減して骨への刺激がマイルドになるうえ、粘膜に覆われて骨が吸収されにくくなるのです。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

医療の進化にともない、一人ひとり異なる症状にも対応できるよう、さまざまなインプラント治療システムが開発されています。当院では幅広い治療システムに対応していますので、他院で断られてしまった場合でも、対応可能かもしれません。まずはお気軽にご相談ください。

インプラント治療では人工歯根を顎の骨に埋入するので、その骨には適度な密度や量、高さなどが必要です。足りない場合には、先に骨造成法を行ったり、骨造成法と併用したりして、インプラント埋入治療を行います。骨造成法は「ソケットリフト」「サイナスリフト」「GBR」など、骨の状態や部位によってさまざまです。

患者様の血液を採取してフィブリンゲン（血液凝固に関わるタンパク質）をつくり、骨造成治療の際に使用して、骨の再生を促進させる再生療法です。患者様の血液からつくるので、拒絶反応や感染のリスクを抑えられるうえ、インプラント治療期間の短縮にもつながります。

歯をすべて失ったとき、通常のインプラント治療で補う場合は8～14本のインプラントが必要です。オールオン4は4本のインプラントと特殊な上部構造の人工歯で、12本の歯の機能回復をはかります。お口の状態により、抜歯からインプラントの埋入、仮歯の装着までが1日でできます。オールオン4を担当するのは、経験豊富な医療法人奉優会モアナ歯科クリニックの理事長　吉田元歯科医師です。